私の身近で外国人労働者を受け入れた時のトラブル事例をまとめてみました。
目次
外国人労働者のトラブル事例その1
外国人労働者のストライキ
賃金の未払いや長時間残業等で引きおこるケースがほとんどです。
ある日、突然、外国人労働者が
「会社を休みます。」
と言ってストライキを決行します。大抵は集団で起こす場合が多いです。この原因は日本側がきちんと、日本の法律に沿った賃金を支払わらなかったので起こったトラブルです。ストライキだけでなく、労基、大使館、支援団体等に連絡がいってる可能性が高く、企業側の損害は甚大です。外国人労働者は決して安い労働力ではないです。コンプライアンスを尊重していれば、回避できるトラブルです。
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外国人労働者トラブル事例その2
必要以上の叱責によるトラブル
外国人労働者は奴隷ではありません。必要以上の叱責はトラブルのもとです。今のご時世、行き過ぎた叱責を録音されるケースもあります。指導は必要ですが、こちらの話がきちんと伝える努力は必要です。もちろん、外国人労働者も日本語を理解する努力を求めるのですが、外国人労働者も育ってきた環境も違うので、中々難しいところです。
外国人労働者トラブル事例その3
警察のご厄介になる事がある
万引きや窃盗で外国人労働者が警察に逮捕までいかないとしても、同行を求められ日本側の担当者が警察まで行き事情を聞かされたり聞かれたりします。(通訳付き)その後の処理はもちろん日本側がする事になります。
外国人労働者トラブル事例その4
妊娠
まれに、妊娠をされたまま日本に来日される又は、来日後妊娠される女性の外国人労働者もいます。
どうします?
この間もそんな問題がメディアにのっていました。責任が無い人達は好き勝手に言いたい放題でしょうが、日本語はもちろん日本社会の事を理解ができていない外国人労働者が日本で子供を産んで育てる事ができるのでしょうか?その間の費用とケアは誰の責任で行うのでしょうか。日本に身寄りの無い外国人労働者。きっちりとした体制もできていないのに、日本で産んでどうのこうのと言うのは非常に無責任な話だと思います。
そして、例えば、本人が処置を頼んだとしても、そういった処置をしてくれる病院を日本で探さないといけません。日本人の手術の場合、家族の同意が必要な訳ですが、外国人労働者の場合はどうなんでしょうね。
最悪、受け入れ企業側の責任者の方がサインをしないといけない事もあるかもしれません。
(当事者じゃないでしょうけれど。)
男女の仲だけに難しいトラブルです。ま、母国で妊娠しないように処置をして、来る外国人労働者もいるようです。
外国人労働者トラブル事例その5
無断外泊と寮に見知らぬ人を入れる
いい大人なので、ほっとけばいいのかもしれませんが、団体での生活を考えた場合、一人が勝手な事をすると、その寮の秩序が守れないです。労務士さんと相談されて、法律に抵触しない寮の規則をきちんと整備して、周知徹底させる事はできます。
外国人労働者トラブル事例その5
外国人労働者の失踪
これは、いつ逃げるなんて分からない。
最初から、逃げるつもりで日本に来られると尚更です。外国人労働者は賃金の安い発展途上国から来る事が多いです。オーバーステイになって強制退去になってでも少しでも長く日本に滞在をして稼ぐだけ稼いで母国に帰る。日本で稼いだお金は細目に送金。日本の罰則もそんなに厳しいものではないのですし、失踪を手引きし失踪をさせて、逃げた外国人労働者に勤める場所を紹介する組織もあるようです。
外国人労働者トラブル事例その6
喧嘩
これは、ありますよね。大きなトラブルになる前にルール作りは必要でしょう。日本に来日されるという事は物の分別はできる年代の人達が来られるはずなので、
“喧嘩両成敗”
が一番無難な所でしょうか?
喧嘩になる前に話し合いで決着つける、つかない場合は受け入れ側に相談し解決する事が大事です。
外国人労働者とのトラブルを回避するには?
答えは無いです。ただ、母国に行って彼らを試験、面接をした時からのコミュニケーションをしっかりとる。一番、ネックになる事は
“言葉の壁”
でしょう。言葉の壁を無くすことは中々難しいですが、少しでも、低くする努力は必要です。まず、言葉を理解してもらう所から始めないと何も始まらないです。何かしら外国人労働者でトラブルが発生した場合、責任を果たす事ができるのは受け入れ側です。非常に難しいですが、問題を解決するイニシアティブをコントロールできるような関係を築く事ができれば、トラブルも少なくなります。
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