ボーダー柄は横だけの柄合わせ
です。ですが、格子柄は縦と横を
意識して合わせます。
まずどんな感じに柄を出したいのか?
生地を広げて型紙を置いてみる。
型紙には縫い代が付いていますから
仕上がり線で合わせる事。
そして、型紙に合わせるポイントを
記入します。
ボーダー柄の生地もそうですが、
格子柄の生地もズレてます。
よくある事は、横を合わせれば、縦が
合わない。(斜めになる。)逆に、
縦を合わせると横が合わない。
といった事があります。
その柄が気に入って、少々のズレには
目をつむるといった考え方ならいいのですが、
縦横スッキリとあげたい場合は生地選びから
意識する必要はあると思います。
どんな生地でも若干の斜行はしています。
斜行というのは、横の地の目と縦の地の目が
真っ直ぐ走ってないんです。
私の経験上ですが、どんな生地でも若干
の斜行はあります。
私の経験で一番酷い斜行の生地は、普通に真っ直ぐ
カットした生地端が時間をおいてから見てみると、
45度くらいの切り口になってました。
分かり易く書くと、□にカットしたパーツが時間を
おくと◇になっていた。とそんな感じです。
そこまで、酷い生地はあまりないですが、どんな生地でも
若干の斜行は付き物という事です。
斜行も考えながら柄を合わせを調整する。
難しいですが、経験を積めば積むほど分かってくると
思います。
コツは、生地を広げて型紙のパーツ、パーツを置いて
合わせるポイントと柄の出方をイメージする事。
そして、合わせ位置を決めて型紙に記入して、
型紙の合わせ位置を生地の柄に合わせてカットする。
手間ですが、これが一番確実です。
パソコンの画面上でもできそうですが、所詮机上での事。
実際、縫う生地の上に置いて試行錯誤する事が大事だと思
います。生地によって、柄の出方も違います。
そして、自分がどう見せたいのかも人によって違います。
最初はパーツの少ないアイテムで始めて、ゆくゆく、本格的な
シャツに挑戦してみる。カフス(袖口)や短冊、羽衿や台衿の
柄合わせは縫製工場の現場でも大変ですよ(笑)
↓の画像は高いシャツと安いシャツの柄の合わせ方の比較です。
前
ポケット
脇合わせ
カフス
オレンジ系の色で柄の大きい方が安いシャツです。
安い方のシャツは基本前だけ柄合わせを意識した
感じで、高い方のシャツは全てのパーツの柄合わせ
を意識してますね。袖の剣ボロの柄も縦横綺麗に出てます。
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