目次
Tシャツの縫い方動画
袖、先付のTシャツを縫った時の動画です。工程の流れを分かり易く確認できます。
工程数の少ないタンクトップから作り始めてきた私ですが、次はTシャツ作りに挑戦します。工程数の少ないアイテムを何度も縫製する事はミシンや仕様、素材感の扱いにも慣れてきます。
Tシャツの作り方の流れは基本タンクトップと同じですが、袖の付け方で若干違ってきます。
Tシャツの作り方 袖の先付と後付
先に袖のパーツを作ってから身頃と合わせる方法(後付)と先に袖と身頃を合わせて脇合わせで裾口から袖口まで一気に縫い合わせる方法(先付)があります。見た目はあまり変わりませんが、人間の体でもっとも動かすのは腕で、さらに前方に動かすことがほとんどです。そのため、袖を若干前側にカーブをつけることで、袖が腕の形とマッチし、動かしやすいという機能的なメリットが袖の後付けにはあります。見た目、着心地は変わりません。拘りの部分だと思います。
作業的に見ると、先付は平面、後付は立体的に処理していく感じです。どちらの付け方も袖山部分(カーブ部分)が上手に縫えるまで、何度も縫わないといけないでしょう。
ただ、袖付ができるようになれば、作れるアイテム数は各段に増えます。袖付を付け易くするには、身頃の袖ぐりと袖山に長さを合わせたノッチ(合印)を入れる事です。縫ってる途中、途中の身頃と袖につけた合印を合わせながら最後に縫い余りや縫い不足とならないように調節して縫います。量産で縫ってる縫製工場でもノッチは必要です。
まず、袖山に1つ。これは身頃の肩の所と合わせます。後は前身頃の袖ぐりと袖の前側には1つずつのノッチ。そして、後ろ身頃と袖の後ろ側には2つ並んでノッチが入ってる事が多いです。身頃と袖を付ける為の印と、袖の前、後ろが目で確認できるようになっています。
衿の始末はパーツ付もしくはバインダー始末です。バインダー始末、パーツ付の違いはタンクトップの作り方のページで説明した通りです。
Tシャツの作り方の流れ
Tシャツの作り方 袖先付の場合
①衿作り
衿端を縫う(本縫いミシン)
縫い代をアイロンで割る
割った縫い代側に半分に折って、切り端側にコバステッチをかける。(本縫いミシン)
※コバステッチとは、生地端キワキワでステッチを走らせます。
※ステッチは本縫いで走らせる事です。
②左肩合わせ(オーバーミシン)
③右肩合わせ(オーバーミシン)
④左袖付け(身頃に袖パーツをオーバーミシンで付けます。)
⑤右袖付け(身頃に袖パーツをオーバーミシンで付けます。)
⑥左脇合わせ(オーバーミシン)
⑦右脇合わせ(オーバーミシン)
⑧衿付(オーバーミシン)
⑨衿周りコバステッチ(本縫いミシン)
⑧袖口始末※(捨てオーバー+本縫いでステッチ)
⑨裾口始末(捨てオーバー+本縫いでステッチ)
⑩返し針(本縫い)
※⑧の工程は袖を身頃とはぐ前に始末しておいても構いません。
特に子供服の場合、この工程を最後に持ってくると、袖口が小さいので縫いにくいので、最初に縫っていた方が、後々、縫い易いと思います。
Tシャツの作り方 袖後付の場合
①衿作り(袖先付と同じです。)
②左袖作り(袖中心で中表で折り、切り端をオーバーで縫います。)
③右袖作り袖中心で中表で折り、切り端をオーバーで縫います。)
④左肩合わせ
⑤右肩合わせ
↓は肩を合わせた後の画像です。
⑥左脇合わせ(袖先付と同じです。)
⑦右脇合わせ(袖先付と同じです。)
⑧左袖付(筒状にした袖をオーバーミシンで身頃と合わせていきます。)
⑨右袖付(筒状にした袖をオーバーミシンで身頃と合わせていきます。)
⑩衿付(袖先付と同じです。)
⑪衿周りコバステッチ(袖先付と同じです。)
⑫裾口始末
袖を付けやすくするには、ノッチを身頃のアームホールと袖山にノッチ(合印)を付けてあげると、途中途中で調整しながら縫えます。私が作った男の子用Tシャツの型紙。
↓↓↓
Tシャツ型紙無料ダウンロード
↓は私が今まで作ったTシャツの型紙です。型紙も無料ダウンロードできます。
Tシャツ型紙無料ダウンロード
画像 | 型紙無料ダウンロードの記事 | 説明 |
![]() | 子供用Tシャツ型紙グレーディング | 子供用のTシャツの型紙を作ってみました。 |
![]() | 男の子Tシャツ型紙無料ダウンロード | 上の男の子用Tシャツの型紙作を 6サイズ展開した型紙です。 |
ロングカーディガン型紙無料ダウンロード
型紙無料ダウンロード
Tシャツ、タンクトップ、ロングカーディガン、ガウチョパンツ、ワンピース等、縫ったアイテムも増えてきました。型紙も随時アップしています。一応、私が型紙から作った型紙をダウンロードできるようにしてはいます。型紙のダウンロードのページもそこそこ増えてきましたので、記事をまとめてみました。
↓↓↓
最初は、タンクトップからですが、作っている内に
(次はこんなのを作ってみたい。)
(あ!こんな服も良いっ!)
とそんな思いも出てくる訳でして・・・・・
そして、
(このくらいなら作れるんじゃない?)
と思えるようになると思います。ただ、私の場合失敗もたくさんしています。最初から自分のイメージ通り作れる人もいりゃ、作れない人もいる。パーツ数の少ないタンクトップも今ではそこそこ作れるようにはなりましたが、まだまだです。作る度に色々な想いがでてきて、
(次はこうしよう。)
と・・・そして
(結局、物作りにはゴールはないよなぁ。)
と再確認される訳ですが、Tシャツの袖付の工程が上手くなれば、例えば、袖山にギャザーを寄せてみようかな?
とか、袖の形状をフレアー、ボリュームな感じで仕上げてみたいとかそんな思いも出てくると思います。
私は無地のTシャツを作る事が多いのですが、アイロンで貼りつけるプリントを付けてそれこそ、オリジナルTシャツもできちゃう分けです。最近、結構見かける“オープンショルダー”のTシャツも、Tシャツまで縫えれば縫えると思います。
私も洋裁のハンドメイドを始めて結構なアイテムを縫いました。インナーをタンクトップやキャミソールにして、アウターをTシャツといった組み合わせもできますよね。もちろん、失敗作もできちゃう場合もあります。でも、
(こんなのが作りたいっ!)
という思いで作っています。カットソーには、タンクトップやTシャツだけではありません。チュニック、プルオーバー等シルエットは違うアイテムも多々あります。でも工程的にはそんなに変わらないと思っています。服を作っていると、巷で見かける服でも見入ってしまってる時がありますね。
(どんな感じで作っているんだろう?)
と色々と考えてしまいますね。大体はイメージができるのですが、スッキリ仕上げる縫い方ってのは既製服を見た方が教材も多いですし、イメージし易いんじゃないでしょうかね。Tシャツでも色々なシルエットのTシャツが山程あると思います。色々挑戦してみてください。
男の子用Tシャツ型紙無料ダウンロード
この型紙はこれからも結構使うと思います。インナーだけでなく、アウター用の型紙に修正する時も、“元”となる型紙だと思っています。子供っていくらTシャツがあっても困らないですよね。とりあえず、私はインナー用として、この型紙を使っていますが、アウター用として修正して使う事もできると思います。無地だけじゃなくプリントTシャツにも使いたいと思っていますけどね。
アウター用にするならば、衿はリブの素材がいいかもしれませんね。このTシャツの型紙で色々試そうと思っています。
女の子はそれこそ、色々なアイテムで楽しめるのですが、男の子は・・・・・Tシャツがどうしても多くなってしまいます。普段、何気に歩いてる時に子供と遭遇しても、女の子の服をみると、
(お~。面白そうな服だなぁ。)
と思う事が結構あるんですけどね。男の子の方はやはり、Tシャツが多いです。プリント柄のね。このTシャツの型紙グレーディングもしていますので、当分使えます。。。
男の子Tシャツ型紙無料ダウンロード
一番下の“男の子Tシャツ型紙無料ダウンロード”の所をクリックすると、PDFファイルが開きます。PDFファイルの保存先はグーグルドライブというグーグルのサービスを使用しています。A4で印刷できるようにしていますので、家にあるプリンターで印刷できます。A4用紙の端に数字が印字されていますので、それを合わせると↓のような感じになります。
数字は合わせる目印。余白が少しあると思います。余白はカットして線と線と繋げます。縫い代は付いていますので、一番外側の線をカットして使用して下さい。
男の子Tシャツ型紙無料ダウンロード使用の注意点
型紙は私が作成した型紙です。もしかすると多少の歪みや寸足らずがあるかもしれません。ノークレームでお願いします。男の子Tシャツ型紙無料ダウンロードのサイズは、
BC丈 47.5cm
FC丈 37.2cm
袖口 25cm
袖丈 11.3cm
パターン修正はご自由にして下さい。今回のパターンで私は袖口、裾口の始末を先にしてから身頃に付ける先付で縫いました。当分この型紙でTシャツは作れそうです。グレーディングも行い、サイズ的にも幅ができた感じに仕上がりました。子供のインナーはいくたあっても足りないくらいです。なので、この型紙でどんどん作っていきます。縫えば縫う程、ミシンの方も上達すると思っていますので、実用的な部分と趣味部分、
一石二鳥かな。
気を付けるポイントは袖付と衿付です。長さが合うように調節して縫わないといけませんが、このパーツ付けが慣れてくれば、今後、縫えるアイテムも増えると思っています。洋裁初心者には、袖先付の方が付け易いかもです。といいますのも、身頃の袖ぐりと袖の長さが合わなくても、若干の修正が袖先付の方ができるからです。
ゆうべ、子供に着せてみたのですが、インナーのTシャツとしては十分。でも、もう少し納得いかない部分があるので修正もするつもりです。
印刷の枚数は8枚です。前、後身頃はわさ取りです。
ダウンロードは↓
子供用Tシャツ型紙、グレーディングしてみました。サイズ展開は120がマスターサイズとして、100~150の6サイズ展開しています。
↓ウチのチビ助にも作ってみました。
子供用Tシャツ型紙グレーディングの無料型紙があるページは
↓↓↓
Tシャツの作り方 男の子用 ボーダー柄
男の子用Tシャツを作ってみました。
一応、形にはしてみましたがもう少し見直すつもりです。
縫い順は
①衿作り(本縫いミシン)
②両肩合わせ(オーバーミシン)
③袖口始末(2本針カバーリングミシン)
④左右袖付(オーバーミシン)
⑤両脇合わせ(オーバーミシン)
⑥衿付(オーバーミシン)
⑦衿ぐりコバステッチ(本縫いミシン)
⑧裾口始末(2本針カバーリングミシン)
⑨返し針(袖口オーバー糸始末)本縫いミシン
衿はバイアスにカットして遊んでます。子供に着てもらって修正箇所をイメージ。で、着丈と衿ぐりを見直す事にしました。子供服の袖付は先付の方が楽っぽいかな。今回、同じ型紙で素材を替えて3着、縫ってみましたが、3者3様って感じ。縫うポイントも変わってくるかな。
例えば、伸びやすい生地の場合、衿付の時はかなり神経を使って伸びないように付けました。普通につけると伸び伸び。同じ型紙でも生地が違うと全然“顔”が違いますね。
自分のイメージに近づけるには型紙を修正する事もまた必要です
1つの型紙を作る時、1回で上手くは作れませんね。型紙をおこして、縫ってみて
着させてみて・・・・・
それの繰り返し。出来上がったTシャツ。不思議なもので、机の平たい部分に置いて見るのとハンガーにかけて見るのと、子供に着させて見るのでも“満足度”が違います。着させてOK。でも置いてみると、
(何か変)
と思ってしまう事もしばしば。
子供のインナーのTシャツを作ってみました。着させてみて
(もうちょっとイメージに寄せたいなぁ)
と思い作った2着目が↓
縫い上がりは、ほぼイメージに近いのですが、今回は型紙の見栄えが嫌なの。肩線の角度がねぇ。。。何か嫌。たくさんのプロが作った型紙、そしてプロが作った製品を見てきたので、それなりに目は育ってる・・・かなwま、ベースの型紙はできたので、少しずつ修正するつもり。Tシャツは何着も作ると思うので少しずつ自分のイメージの型紙に仕上げるつもりです。
次はブログ的に更新頻度をあげるのなら工程数の少ない男の子用のタンクトップ。でも、女性用のチュニックorロングカーデを作りたい気持ちの方が強いです。あ!Tシャツのサイズ展開も・・・・・妻子持ちのサラリーマンには時間がありませんっ!だって、奥さんって年々強くなっていくんだもの・・・家に帰っても家事のお手伝い、子供の世話は当たり前。
奥さん「私一人の子供じゃないでしょ(キリッ!)」
女性が真剣に開き直ると男は太刀打ちできませんよ、マジでww何を作るか、限られた時間で考えますっ!
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