裁断の動画を作ったので、
裁断について書いていきます。
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(布の上に適当に型紙を置いて切ればいい。)
と、考えてる方もおられるかな?
不正解と言いたい所ですが、自分が納得して
カットして服を作るのなら“有り”と言えば
有り・・・・・かなぁ。
まぁ、既製服で話を進めていきます。
生地は縦の糸と横の糸が折り合わさってできています。
縦の糸を縦の地の目。横の糸を横の地の目と呼んでいます。
そして、型紙にも必ず地の目が書いているはずです。
↑のような感じ。
型紙は、衿部分を“天”と呼び裾部分を“地”と呼びます。
身頃の多くは天から地に向かって直線の地の目が通って
いると思います。
↑の原反は工場で入荷された原反です。黄色の
⇔を縦の地の目とすれば、
“縦の地の目”
のアイテムが多いです。
他のパーツにも地の目は必ずあります。
基本、型紙の地の目と生地の地の目と方向を合わせて裁断
します。
バイアス(斜めとり)という切り方もありますが、
その時は、生地の地の目に対して型紙の地の目を45度にして
カットします。
裁ち方には、一方方向、着一方、差し込みと呼ばれる
裁断方法があります。
↓↓↓
一方方向
着一方
差し込み
3つの画像は適当にマーキングしたものです。
アイテムはTシャツです。左前身頃、右前身頃、左後身頃
右後身頃、左右の袖と衿が入っています。黄色、オレンジ色
のパーツでそれぞれ1着の2人取りのマーカーです。
画像を見て頂ければ分かると思いますが、
一方方向は方向指定で、着一方は1着のパーツの地の目を
合わし、差し込みは地の目の方向は関係無しです。
どの裁断でも構わないのですが、差し込みの場合、光の当たり具合
でパーツ、パーツの色が違って見える事もあります。
(身頃と袖の色が違って見えるとか。)
一方方向、着一方の裁ち方が無難でしょうかね。
後は裁ちハサミでカットしようがルーラーと言う丸い刃のカッター
でカットしようがいいですが、カットする時のポイントは、縫い始め
縫い終わりは特に丁寧に切られた方が縫い易いと思います。