娘ようにワイドパンツを作ってみようかと考えました。娘はどちらかと言うと、楽にはけるアイテムが好みのようです。買い物に行っても自分の好みは、まだ無いみたいです。服には興味がないのか?それとも他の事に興味があるのかまだ分かりません。
今回の生地はジャージ系の生地ですが、その内リネンの生地でも縫うつもりです。
目次
ワイドパンツの縫い方の流れを動画で解説
ブログで読む方が分かり易いのか?それとも動画を見た方が分かり易いのか分かりませんが、縫った時の動画を撮ってみました。
ワイドパンツ 作り方
この間、家ではくパンツを作りました。

結構、気に入ったのか娘は家では、よくはいてくれています。はいている姿を見ていると、
(あ~。ワイドパンツもいいかもなぁ。)
と思いました。
ガウチョ、ワイド、スカンツ、スカンチョの違い
所で、ガウチョパンツ、ワイドパンツ、スカンツ、スカンチョこの4つのアイテムの違いって分かりますか?私は分かりませんでした。ガウチョとワイドパンツは何となくシルエットのイメージが頭には浮かびますけどね。
とりあえす、ガウチョパンツとワイドパンツの違いを調べてみると、“スカンツ”“スカンチョ”という新しい言葉にも出くわしますた。
簡単に説明すると、
ワイドパンツは幅の広いズボンの総称でガウチョパンツは裾に向かって広がったシルエットのひざ下丈~七分丈のズボン。
スカンツはスカートに見えるシルエットのワイドパンツ。スカンチョはスカートに見えるシルエットのガウチョパンツ。
だそうです。調べてみるとスカンツ、スカンチョも面白そうなアイテムなので、いずれ、作ってみたいと考えています。この4つのアイテムの説明から選ぶのなら、今回作るアイテムはワイドパンツです。ガウチョパンツ、ワイドパンツ、スカンツ、スカンチョ、ポケット等が無いシンプルなタイプなら、パンツが作れれば行程の流れは同じです。なので、どのアイテムでも作れるはずです。型紙の修正も1つの型紙があればそんなに手間はかからずに修正は可能のように思えます。
ワイドパンツを作って思った事
元の型紙はこの間作った“パンツ”です。その型紙を修正したのが
↓↓↓

修正はヒップあたりから裾に向けて絞らずにストンッと下に落としただけです。寸法は幅が違うだけで後は同じです。ウェストゴムも前回と同じ仕様にしました。

平ゴムがむき出してはいますが、これはこれでいいのかな?と思っています。平ゴムを身頃ウェスト部分に包み込むような仕様も考えましたが、平ゴムが身頃の中で折れるようになるのは嫌。平ゴムをオーバーで付けてゴムを体側に倒してステッチをかける仕様もいいのですが平ゴムをかなり引っ張った感じで付けるので、縫いにくいです。あまりに引っ張りすぎると
針が
ポキンッ!
と折れるような気もしますしミシンの方も地団駄を踏んだ感じになって前に進まないといった事も出てきます。
ワイドパンツ縫う時の注意点
ワイドパンツに限らず、パンツの致命的なミスは股ぐりがはいた時に糸が切れて破れる事だと思います。特にお尻は座ったりするとかなり力がかかる部分です。今回のワイドパンツはオーバーミシンで縫いました。ピタッとした感じではないので、糸が切れて破れる事はないでしょう。ストレッチ系の素材でピタッとフィットするようなシルエットのパンツはかなり注意は必要です。部分縫いを何度かして糸が切れない仕様にした方がいいでしょうね。本縫いの仕様なら本縫いを2度走るとか、下糸を素材の伸びに付いていくウーリー糸にしてみるとか色々と考えないといけないでしょう。
ミシン糸の事を詳しく解説した記事
縫製工場のゴム付け
パンツの工場さんでゴム付けの工程を見た事があるのですが、平ゴムをアタッチメントで身頃のウェストのサイズまで引っ張ってゴムの伸ばし巾を固定しながらミシンを走らせていました。パンツ専門の工場じゃないと中々お目にかからないアタッチメントだと思います。
↑はゴム叩きと呼ばれていた工程です。画像と同じような感じで、輪になった平ゴムをグイッと引っ張って身頃に付けた後の工程です。スポーツのパンツの工程ですけどね。ゴムの長さ(ウェスト寸)を決めて、見頃のウェスト部分は大きめです。身頃のウェストの長さにアタッチメントを合わせて、平ゴムをグイッと引っ張って身頃ウェスト部分の長さに合わせます。出来上がったパンツのウェスト部分は均等にギャザーが入ったようにあがります。この工程の前に同じようなアタッチメントを付けたオーバーミシンでゴム付けの工程があります。家庭用ミシンでも工業用ミシンでも、専用のアタッチメントがないとゴムをかなり引っ張って縫う事は難しいかも・・・
僕が縫った縫い方は寸法をとった平ゴムを輪の形に縫ってそれを身頃ウェスト部分で包むような感じで縫っていきました。輪になった平ゴムを少し縫っては、平ゴムを引っ張ってゴム部分を身頃ウェスト部分で包んでまた縫ってといった感じです。ですが、平ゴムのキワキワを縫わないと、平ゴムと身頃に“遊び”ができて、平ゴムが中で折れる個所が出てきます。それはちょっと嫌なんですよねぇ。
ま、当分ボトムのアイテムを作りそうなので、ゴム付けの縫い方も色々やってみようかな。そして、ポケットも・・・・・
ワイドパンツ作り方 着画
いつものようにとりあえず試作を縫ってみました。ポケットもないのでゴム付け以外はすんなりいきますた。作り方はこの間パンツを作った流れです。
ポケットも何もないので身頃を合わせていくだけです。
①両前ぐり合わせ(カーブしてる所)
②両後ぐり合わせ(カーブしてる所)
③大股縫い(前と後を合わせる)
④ゴム付け
⑤裾始末
できたワイドパンツを娘にはいてもらいました。はいた瞬間の娘の第一声は、
「あっ!ピッタリ。」
私の心はガッツポーズなのですが、父親らしく平然を装いますた。でも、顔は
(・∀・)ニヤニヤ
だったと思います。


脇の波うちが気になります。原因はオーバーミシンの糸調子です。リネンのような素材で縫えばまた違った感じにはなると思います。
リネンの生地でワイドパンツも作ってみました。カットソーの生地だとオーバーのですが、リネンの生地でワイドパンツを作る時は、地縫い+オーバーです。ベルトを付けてゴムを通す仕様で脇にもポケットを付けています。
リネンの生地で作ったワイドパンツの事書いています。
ワイドパンツ型紙ダウンロード注意点
このブログでの型紙は私が見様見真似で作成した型紙です。もしかすると歪みや寸足らずがあるかもしれません。
(いや、きっとありますっ!)
なので、ノークレームでお願いします。パターン修正はご自由にして下さい。
(すべきです。)
ワイドパンツ型紙無料ダウンロードの所をクリックすると、PDFファイルが開きます。PDFファイルの保存先はグーグルドライブというグーグルのサービスを使用しています。A4で印刷できるようにしていますので家にあるプリンターで印刷できます。A4用紙の端に数字が印字されていますので、それを合わせて下さい。
印刷枚数は15枚です。
サイズは
長さ 90cm
股下 65cm
ウェスト 60cm(ゴムカット寸)
ヒップ 125cm
裾口 62cm
ワイドパンツ型紙ダウンロード
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